3年生 LHR ダニー・ネフセタイさん講演会
令和8年 1月22日(木) 6限目,以下の内容で講演会を行いました。
講演テーマ:「憎しみを乗り越えるために」
講 師:ダニー・ネフセタイさん
3年生は現在,英語の授業で「ハンナのカバン」という題材を読んでいます。本文には,第二次世界大戦時中のナチスによるユダヤ人への迫害も描写されています。講師のダニーさんご自身もユダヤ人であり,入隊の経験があります。
来日してから40年以上にもなるダニーさん(ダニー先生)が,日本で暮らす中で得られた「気づき」を柱として,約1時間お話をいただきました。軽快な話しぶりで,テンポ感のある優しい口調が印象的でした。
3年生はほぼ全員が進路を確定させ,4月から進学・就職と,新たなステージに進みます。
しかし,「ここがイスラエルだったら,ここにいる君たちは数か月後はみんな"入隊"することになります」という言葉に,生徒たちははっとした様子でした。平和であることのありがたみをかみしめた瞬間でした。
ダニーさんは元空軍兵士ですが,実際に戦闘機に乗って攻撃行為をしたわけではないといいます。
「戦闘機ってほんとにカッコイイ?」の問いには様々な思いが込められていました。
「人や物を攻撃し傷つける乗り物や行為そのものを,かっこいいと思えるはずがない」,そうダニーさんは話します。
このスライドは,日本の年間にかける防衛費の額を示しています。一秒あたり,およそ28万4千円が防衛費として消えてゆくのです。
「近隣諸国は"敵"ではない」ということを強く主張しておられました。
ご著書には絵本もあるダニーさん。第3刷が出来したそうです
生徒たちだけでなく,私たち教員にも新たな気づきがありました講演を通して,平和・人権教育など,考えさせられる内容で,大変参考になりました。翌日も群馬の中学校や高校でおよそ600人の生徒に向けて講演をされるとのことでした
貴重なお話をありがとうございました
ダニー・ネフセタイさん紹介
1957年イスラエル生まれ元イスラエル空軍兵士。
ホロコーストにより親族を失う。退役後アジアの旅に出て来日。1988年皆野町に居を構え「木工房ナガリ家」を開設。『国のために死ぬのはすばらしい?』(高文研)刊行後、日本各地から講演の依頼が殺到。「脱原発市民グループ原発止めよう秩父人」の創設者の一人。主な著書に『どうして戦争しちゃいけないの?』(あけび書房)『イスラエル軍元兵士が語る非戦論』(集英社新書)がある。